6/14.15の2日間、長野市立櫻ヶ岡中学校に通う2年生の3名の学生が職場体験にやってきました。

クリエイティブファクトで職場体験を受け入れるのは今回が5回目。

私自身学生のころ職場体験に行った記憶はありますが、受け入れる側になるのは初めてで、改めて職場体験の目的を確認してみました。中学生の職場体験は「生徒が事業所などの職場で働くことを通じて、職業や仕事の実際について体験したり、働く人々と接したりする学習活動」と定義されています。

異世代とコミュニケーションを取りながら楽しくデザインの仕事を理解してもらうにはどうしたらいいのかと考え、今回は「Tシャツのデザイン」を企画。「この夏、海に着ていきたい○○○なTシャツ」のテーマを与えてデザインを考えてもらいました。

伝えたいことが表現されているか、見せ方やバランスなどディレクターのアドバイスを受け一生懸命考えている姿がとても印象的でした。

テーマについて思い悩んでしまうかと心配していましたが、3名とも美術部で普段から絵を描いたりしているようでアイディアが溢れていました。まっすぐに物作りに励む学生さんから学ぶことも多いです。三者三様の素敵なデザインに仕上がりました。

デザインの完成のお披露目では社員の前で発表。実際に自分が作ったものに対して評価をしてもらうということがとても貴重な体験だったようです。そのまま生徒からの質問タイムへ。この仕事のやりがいは？なぜこの仕事に就こうと思ったのか？仕事をする上で大事にしていることは？学生から様々な質問が投げかけられました。

クライアントがいるお仕事は、求められているもの以上の提案ができるよう心掛けているという先輩デザイナーの言葉。社会に出ると大変だというけど楽しいことの方が多いという言葉も。大変なことももちろんあるけどそれ以上に楽しさがある、いつか社会に出ていく中学生にとってワクワクする言葉ですね。社員の返答を聞いて私も勉強させてもらいました。

将来やりたいこと聞いてみたところ、イラストレーターになりたいという3人。いつかこの体験での学びが活かされる日が来たら嬉しく思います。